3月決算企業の第1四半期決算発表集計
20日のディスコ(6146)とニデック(6594)を皮切りにスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表が本格化しています。こうしたなか28日も多くの企業が決算を発表しています。例えば取引時間中に大同特殊鋼(5471)やデンソー(6902)、清水建設(1803)、小田急電鉄(9007)、ヤクルト本社(2267)などが決算を発表したほか、引け後にはコマツ(6301)や日立(6501)、ファナック(6954)、SCREENホールディングス(7735)、KDDI(9433)などが決算を発表しています。
こうしたなかで決算発表に株価が大きく反応したのが小田急電鉄や大同特殊鋼です。小田急電鉄は新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行したことで通勤や外出需要が拡大し輸送人員が増加したことにより第1四半期の営業利益が前年同期比で2倍となったことから株価が大幅高となりました。一方で大同特殊鋼は利益率の高いステンレス鋼の出荷数量が半導体関連向けを中心に減少したことにより第1四半期の営業利益が前年同期比で21%を超す減益となったことで株価が急落となっています。
もう一つのヒント
8月1日の決算発表スケジュール
3月決算企業の第1四半期決算発表が先週から本格化しています。こうしたなか今週も多くの企業が決算を発表する予定です。8月1日は取引時間中にトヨタ(7203)や三井物産(8031)などが決算を発表するほか、引け後にはコニカミノルタ(4902)やローム(6963)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、日本航空(9201)などが決算発表を予定しています。