光栄なことに、対談や登壇にお呼びいただくことが多い今日この頃。DEI、サクセッション、リーダーシップなどテーマは様々なのですが、先日は、某大企業様による社員の方々向けのイベントで、同社の役員の方と「イノベーション」をテーマに対談させていただきました。
なぜ大企業ではイノベーションが起きにくいのか、イノベーションの障壁となっているものは?などが小テーマだったのですが、色々とくくりすぎる(定義しすぎる)とどんどん難しく考えるようになっていくんでしょうね、という話になりました。
「大企業」対「スタートアップ」、どこからが「イノベーション」でどこまでが「改善」なのか、などなど、そんなことを考えていても何も生まれません。むしろ、違いの深堀りに終始し、どっちが良いとか悪いとかの議論になりがちです。イノベーションは結果論であり、イノベーションを起こすことが目的なのではなく、課題解決や新しい価値の創造など、何らかのゴールに向かって改善や創意工夫していたら、結果的に変化が起こり、イノベーションだったというものですよね。
対談イベントに呼んでくださったその企業は、社員の方々向けのビジネスコンテストプログラムを有しており、ちょっとしたアイデアの段階でも応募OKで、応募した社員は外部の研修にも参加できるというもの。チャレンジやイノベーションを応援する仕組み、素晴らしいですね。当社にもアイデアソンや各種アワードがありますが、とても参考になりました。
イノベーターを改革者と定義するとちょっと遠い存在に感じますが、好奇心を持っている人、仕事を自分ごとでとらえて改善案やちょっとしたアイデアを考えられる人、とすると、多くの人がイノベーターになり、どの企業にもイノベーターが存在することになります。あとは、それらのイノベーターたちがアイデアや想いを気兼ねなくアウトプットできる環境があるか。多くのイノベーターたちがイキイキ働ける環境作りが自分のミッションと考えて、会社運営をしていきたいと思います。