3月決算企業の本決算発表集計

4月20日のディスコ(6146)を皮切りに3月決算企業の本決算発表が始まっています。5月に入り1日と2日は大型連休の谷間で決算を発表する企業も一旦減りましたが、それでも1日にはイビデン(4062)などが、2日には三井物産(8031)や日本航空(9201)などが決算を発表しました。また、連休明けの8日にはJFEホールディングス(5411)やリコー(7752)、丸紅(8002)、川崎汽船(9107)などが決算を発表しています。

そしてそのなかでも決算発表を受けて株価を大きく上げたのがイビデンです。パソコン需要の減速やデータセンターなどで使うサーバーの投資抑制で電子事業が苦戦することなどから2024年3月期の営業利益が前期比で28.1%減となる業績予想を発表しました。しかし、上期に150億円まで落ち込むとみられる営業利益が下期に370億円まで回復し、上期が業績の底になるとの見通しを示したことから株価が大幅高となり年初来高値を更新しています。

決算集計(5月1日-8日発表分)はこちらからチェック

もう一つのヒント

10日の決算発表スケジュール

3月決算企業の本決算発表が4月下旬から本格化しています。連休が明けた今週は再び多くの企業が決算を発表する予定です。明日も取引時間中に三菱重工業(7011)やトヨタ(7203)などが決算を発表するほか、引け後には富士フイルムホールディングス(4901)や日本製鉄(5401)、住友金属鉱山(5713)、パナソニックホールディングス(6752)、三井不動産(8801)などが決算発表を予定しています。

決算発表スケジュール(5月10日)はこちらからチェック