今日は1月10日。本年に入って2週目。発会から数えて、まだ4営業日目です。しかし個人的にも年末年始から忙しくしているので、そんな正月気分を全く感じません。
学生には学期があり、中間試験とか期末試験、更には入学試験があり、スポーツ選手やそれこそ今話題の棋士にも、大会などのスケジュールがありますが、ビジネスマンにはそうゆうものがないので、一般に季節感は希薄です。もちろん会社にも会計期末があり、四半期もあるのですが、やらねばならないことをは無尽蔵にあり、不断に綿々と取り組んでいかねばならないので、どうしても季節感が薄くなります。
私の場合、新卒で仕事を始めてから常にそんな感じで突っ走り続けて来たので、取り分け季節感が希薄です。バブルが崩壊していく過程でも、その時の自分は債券や金利のトレーディングを主にしていたので、値段が下がっていくという印象よりも値段が上がっていく印象が強く、バブル崩壊過程の体感が希薄で、気が付いた時には既にバブルは崩壊し切っていました。目の前のことばかり見てしまっていたのですね。
歳を取り経験を積むに従って、顔を上げて、もっとマインドフルに全体を見るようになりましたが、季節を含めた全ての情報が、マーケットに対するひとつひとつの添加物に過ぎないような感覚があって、要はいい意味では動揺が少なく、悪い意味では鈍感なのです。何ごとも適度が肝要なので、敏感過ぎにも鈍感過ぎにもならないように努めていきたいと思います。