25日移動平均線を早期に回復できるか

日経平均は直近高値からの調整によって、25日移動平均線(27,863円、12月5日付け)を下回る展開となりました。25日移動平均線は依然として上向き基調が続いているため、現時点では相場の値崩れの懸念は薄いですが、早期に上回れないと上値が重くなっていくことが予想されます。

短期的にはもみ合い基調に入った可能性が高いのですが、いずれにしても押しは浅い方が望ましいでしょう。まずは、75日移動平均線(27,636円、12月5日付け)や100日移動平均線(27,622円、12月5日付け)などを割り込まずに、25日移動平均線上を早期に回復できるかが上値目線でのポイントとなります。

次の押し目買いのチャンスとなる時期とは

さて、2021年以降、日経平均は概ね70日前後の周期で安値をつけるクセがあります。例えば、2021年1月20日~5月13日までの「69日」、5月13日~8月20日までの「69日」、8月20日~12月2日までの「71日」、12月2日~2022年3月9日までの「65日」、3月9日~6月20日までの「69日」、6月20日~9月30日までの「71日」などです。

ということは、2022年9月30日から先を数えておく必要があります。手元にある卓上カレンダーを見ると、9月30日から次に69~71日が到来するのが、2023年1月第2週の後半になる見込みです。

過去で1番短い65日が到来するのが、12月30日の大納会~1月4日の大発会あたりになります。要するに、それまでに相場が下げていれば、押し目買いのチャンスと捉えることができるかもしれません。