今日の東京は小春日和。金木犀の香りも漂い、穏やかな天気でした。私は胃カメラその他のチェックアップを午前中にしたので、穏やかな空気がちょっと疲労感も演出しました。
さて昨晩、都内某有名私立大学でビジネスパーソン向けの講義を1時間、その後ディスカッションを30分ほどしたのですが、その中で「ふりがな」についての話が出ました。例えば当社のWEBサービスにふりがなが振られてないので、子供が読めない。おぉー、これは正に私が長年抱いている、日本は総ルビを止めてしまったので知力が落ちてしまったのではないか?という問題意識と同根です。
私は小さい時に、家の本棚からルビの振られた本を引っ張り出して読んでいました。絵本もあれば、怪人二十面相、その他に園芸本なんかもありました。苺の育て方などを読んだものです。ちょっと背伸びして、どこか科学的な部分もあって、とても楽しかったです。昔は大手新聞ですらルビが振ってありました。ルビがあれば子供は興味のあるものを読める。意味が分からなくても、読めればなんとなく分かる。少なくとも興味を持てる。
今の子供が、YouTubeを見たり聞いたり、マンガを読むのと一緒です。マンガは総ルビですから。お経を聞いても、或いはチンプンカンの外国語を聞いても、中々興味は持てないですよね?音だけでも分からないと。私の夢は、いつかインターネット総ルビ図書館を作ることなのですが、当社サービスに関しても、何が出来るか、考えていきたいと思います。皆さま、良い週末をお迎え下さい!