コンセンサス予想を3割から4割上回り増益となった3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で26%の減益となりました。しかし、大幅な赤字となったソフトバンクグループ(9984)の影響を除くと1割程度の増益だったようです。こうしたなかコンセンサス予想を大きく上回る増益となった銘柄もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから第1四半期の営業利益がコンセンサス予想を3割から4割上回り増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばスズキ(7269)では新型コロナウイルスの感染拡大で工場を一時停止した前年の反動により主力のインド市場で四輪車の販売が伸びたことなどで第1四半期の営業利益がコンセンサス予想を35%以上上回り前年同期比で37%近い増益となっています。