インフレが遂に日本にもやって来ています。エネルギー高、食糧高、そして円安。インフレは、忘れた頃にやって来る。世界は有史以来、例えば100年単位で見ると明らかにインフレを続けて来ましたが、もう少し近視眼で見ると、10年単位の長い期間デフレや価格安定期が続き、その後短期間で強烈なインフレが起きる、いわば階段状の現象を続けて来ました。

日本では第一次石油ショックの時、1974年に消費者物価指数はなんと23%も上がりました。しかしそれはもうほぼ50年前のことです。社会的記憶がないことが、いざそのようなことが起き始めると、まさかそんなことはないだろうと思うので、初期動作が遅れ、或いは振れ幅を見誤って、結果的に振れ幅を大きくします。

インフレと一緒に円安も来ていますが、例えばドル円でいうと、せいぜい行っても130円だろう、なんて思っているので、その辺りからドル売りが始まり、しかしその壁を越えてドル高円安が進むと、売ったドルのショートカバーが入るので、ドル高円安がもっと進行する、というような動きが出易くなるわけです。インフレも然り。

50年間の常識を振り払って考えるのは容易ではありませんが、情報収集と想像力を高めることが肝要な時期ですね。