今朝の日経新聞の私の履歴書に、ファナックの稲葉会長が、小学生の頃に家にある本を読みあさった話が書いてありました。漢字にルビが振ってあったので、意味を知らなくとも音で何となく内容をイメージできて有り難かった、と書かれてました。全くその通り!
このルビの話は、私は何度もこのつぶやきで書いているのですが、昔は新聞にさえルビが振ってあって、子供でも興味があれば様々なニュースが読めて、文学書も総ルビの本が多くて、これも興味に任せて子供でも読めて良かったのに、今はルビが振ってあるのはマンガくらいで、なのに「近頃の子供はマンガばかり読む」と嘆くのは、天に唾を吐くようなものですよね。子供はマンガとYouTubeを見る。当り前じゃないですか!
天才バカボンのパパは漢字が読めないので、街の映画館の前を通って「とにりぬ」を見たいのだ!とか云いましたが、それは「風と共に去りぬ」のことでした。日本の子供に「とにりぬ」見させておいていいのですか?新聞、本、ウェブ、全てふりがなが必要ないアルファベットの国の子供は恵まれていると思います。とにかく、我が意を得たり、と感じた今朝でした。