オミクロン株も何のその、アノマリー通り上昇した米国株式市場

先週は12月24日(金)クリスマスイブは休場のため、取引があったのは4営業日です。その間S&P500は2.28%上昇、4,725.8ポイントで史上最高値を更新し、1週間を終えました。ナスダック総合も3.19%上昇し15,653.4ドルで終えています。前週のS&P500の-1.94%、ナスダック総合の-3.29%の下落分のほとんどを取り戻したことになります。

先週の記事でお伝えした通り、12月17日(金)は「4人の魔女の日」(クアドルプル・ウィッチング・ディ)(株式先物指数、株式指数オプション、個別株オプション、個別株先物の清算日)でしたが、その翌週マーケットは上がりやすいというアノマリーは現実のものとなりました。

12月20日(月)は前週の下げのモメンタムが続いており、一時12月17日(金)の引値より2%下落したものの、100日移動平均線の4,531ポイントあたりでリバウンドし、その後3日間は続伸となりました。マーケットは、オミクロン株の与える影響は恐れるに足らずという判断をしたようです。

今週はそれほど上がらない展開か

2021年も残すところ5日となりました。1945年からの2020年までのS&P500の最終週の平均リターンは0.7%のプラスとなっています。しかし、2021年はクリスマスの週にS&P500は1%以上上昇しました。そうすると少し状況が変わってきます。

S&P500がクリスマスの週に1%以上上がったのはこれまでに23回(30.3%の確率)しかないのですが、その翌週の年末までのリターンはいつもより低く、平均0.3%となってしまいます。この週のリターンがプラスになる確率は61%となります。

しかもそのうち同期間にS&P500が2%以上上昇したのは14回しかなく、最終週に2%以上上がったのは7年前の2014年のことです。その14回のリターンの中間値は0.05%、その週に市場が上昇した確率は約半分しかありません。

2021年のS&P500の上げはこれくらいで終わりかな…といったところだと思います。私が12月6日付の記事で発表したS&P500の2021年の年末の目標は4,750ポイントです。先週末のS&P500の引値は4,725.79ポイントですので、ほぼ予想通りに着地するのではないかと見ています。