日本にいると分かりにくいですが、世界的にはインフレがヒシヒシと、いやビシビシと、始まっています。当然アメリカ等の中央銀行は金利を上げて対処していく訳ですが、今回のインフレは今までのものとは少し違うかも知れません。
ESGを背景に、例えばE(環境)を背景に、脱炭素の掛け声の下にエネルギーの価格が上がってしまったり、或いはS(社会)を背景に人件費が高騰したり、そういう、今までのインフレとは違う理由での「プライスの上昇」という現象も起きています。そしてこれらは、金利を上げたからと云って制御出来るものではありません。しかも一過性のものではなくて、恐らくずっと続くものです。
今世界では、そんなことが起きている、或いは起きている可能性が十分にあると思います。この流れには、しっかりと注意を払わねばなりません。そして冒頭に書いたように、日本にいるとデフレ感がまだあって気付きにくいので、積極的に世界情勢を追い掛けねばなりません。世界を見ることは大切ですね!