【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 35,913.84  △94.28 (11/1)
NASDAQ: 15,595.92  △97.53 (11/1)

1.概況

米国市場は市場予想を上回る企業決算が相次いでいることで景気に対する楽観的な見方が広がり景気敏感株を中心に買いが入り続伸となり、主要3指数が先週末に続いて揃って史上最高値を更新しました。14ドル高でスタートしたダウ平均は朝方に190ドル高まで上昇した後伸び悩むと上げ幅を縮めマイナスに転じましたが、21ドル安で下げ渋ると持ち直し小幅高で堅調に推移すると引けにかけてやや上げ幅を広げ結局94ドル高の35,913ドルと3日続伸となり先週末に続いて史上最高値を更新しています。また、S&P500株価指数も8ポイント高の4,613ポイントとなり3日連続で史上最高値を更新したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も97ポイント高の15,595ポイントと6日続伸となりこちらも3日連続で史上最高値を更新しています。

2.経済指標等

10月の米ISM製造業景況感指数は60.8と前月から低下し市場予想も下回りました。また、9月の米建設支出も年率換算で前月比0.5%減少し増加を見込んでいた市場予想を下回っています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーや一般消費財・サービス、公益事業、資本財・サービスなどの8業種が上げ、エネルギーと一般消費財・サービスは1%を超える上昇となりました。一方でコミュニケーション・サービスとヘルスケア、情報技術の3業種が下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではボーイング(BA)が3%を超える上昇となったほか、ダウ(DOW)とマクドナルド(MCD)も2%以上上げています。また、アムジェン(AMGN)とインテル(INTC)、セールスフォース・ドットコム(CRM)も1%以上上昇しています。一方でホーム・デポ(HD)とユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が1%を超える下落となっています。

ダウ平均構成銘柄以外では、電気自動車のテスラ(TSLA)が中国で頭金なしのリース販売を始めると伝わったことや、オランダでの充電設備のネットワーク構築を発表したことなどで8%以上上昇し上場来高値を更新しました。大型バイクのハーレーダビッドソン(HOG)も欧州連合(EU)が米国から輸入するバイクやウイスキーなどに課している報復関税を撤廃すると表明したことで9%余り上げました。バイオ製薬のモデルナ(MRNA)は米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスワクチンの若年層の副作用リスクについて追加の審査を要すると述べたことで2%以上下げています。

5.為替・金利等

長期金利は変わらずの1.55%となりました。ドル円は114円近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は昨日に大幅高となった反動で下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が一目均衡表の雲の上限(29,530円)を維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)