2022年度から始まる高校の新学習指導要領において、家庭科の授業で「資産形成」の視点が取り入れられるなど、日本でも金融教育の拡充が見られます。また、2021年3月には金融庁が文響社の「うんこドリル」と連携し、インターネット上でお金について学べる小学生向けコンテンツ「うんこお金ドリル」が話題になるなど、子ども向けの金融教育への関心も高まっているようです。
マネックス証券は創業以来、投資教育に注力しており、その一環として子どもがお金や経済について学ぶワークショップを毎年開催しています。今回のワークショップは、オンライン形式で2回に分けて開催され、約80名の子どもたち(小学生4年生~中学生)が参加しました。全国で金融教育活動を行うファイナンシャルプランナーのキャサリン&ナンシーさん(※)が講師を務め、みんなで楽しく会話を進めながら、お金や株式投資の仕組みなどを学びました。
親子で学ぼう!はじめての株式投資
2021年8月10日、森ビルが主催する「KIDS’ WORKSHOP 2021」がオンラインで開催されました。そのうちの1つのワークショップとして、「親子で学ぼう!はじめての株式投資」(主催:マネックス証券 マネックス・ユニバーシティ)を実施しました。
オンラインで参加した子どもたちは事前のアンケートや資料での予習を踏まえつつ、貯金箱がもらえる「じゃんけんゲーム」に参加したり、大好きなお菓子を作っている会社の名前を調べたりしました。
「株式とは?」の基本を学ぶ
子どもたちは、株式や株式会社の仕組みについて学んだ後、株式会社を経営する人とそれを応援する人(投資家)との関係性、株式を購入して利益が出るともらえる配当金について教わりました。
日本を代表する225社とそれらの株価を平均した指標である日経平均株価の基礎について理解を深めました。また、株式を理解するための「べんりなツール」としてマネックス証券の銘柄スカウターで企業について調べる方法を学びました。
お金の仕組みを知り、社会を知るきっかけに
子どもたちからは、「日本はいま元気じゃないけど、どうして株価が上がっているの?」、「海外の株はどうやって買うの?」、「投資している会社がなくなったらお金はどうなるの?」といった率直な質問も多々寄せられ、お金や投資に対して自発的かつ積極的に興味を持っている様子がうかがえました。
また株式投資を始める前に自分が本当にその会社の株主なって良いかをきちんと調べること、株式を購入できる金額の目安を知ることなど実践的なポイントも教わり、子どもたちはキャサリン&ナンシーさんの説明を夢中になって聞いていました。
マネックス証券は今後も金融リテラシーの向上に貢献していきたいと考えています。