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Q.第一三共の株価が下げ続けているのはなぜ?
第一三共の株を保有しているのですが、2020年11月末に高値をつけてからずっと下落しています。
業績悪化だけが理由なのでしょうか?このまま保有すべきでしょうか?よろしくお願い致します。
回答
短期的には昨年末の高値からの調整局面にありますが、それはグロース株共通のことで、第一三共(4568)だけの問題ではありません。
同社は今後5年で営業CFを9,000億円と過去最高に積み上げる計画。その裏付けは頑健だと思います。
30カ国以上で販売承認を得ている主力の抗凝固剤「リクシアナ」などをはじめ、投資の回収時期を迎える既存薬での収益が見込めるからです。それらは十分な投資を終え、安定的な収益を生み出す『キャッシュカウ』になってくれるでしょう。
さらに新しい抗がん剤「エンハーツ」という期待の新薬もあります。がん細胞を攻撃する薬剤と、薬剤を体内で効率的に運ぶ抗体を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」の一種で、23年ごろから収益拡大が見込まれます。
Q.メドレーの株価がさえません
日本でも将来的には、オンライン診療が普及していくと思いますが、メドレーへの投資についてどう思われますか。
個人的には今は、業績や将来性とは違う話題で株価が少し低迷しているように感じており、投資する良い機会かなと考えています。
ぜひ広木さんの、ご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。
回答
オンライン診療は非常に有望な分野だと思います。高齢化大国である日本は医療の需要がとても大きく、かつ最もオンライン化が遅れているから伸びしろが大きいと思います。
規制緩和がカギですが、そこにボトルネックがあります。既得権益、岩盤規制というおなじみの問題です。そのため、スピード感が出ない。
一方、メドレー(4480)は先行投資の負担が大きく黒字化が見えてきません。市場がいつまで待ってくれるか。時間と、規制緩和のスピードとの勝負でしょう。
Q.コニカミノルタは長期保有でいいでしょうか?
コニカミノルタを所有しています。長期ホールドでよろしいでしょうか。
他の電気機器メーカーの展望は如何でしょうか。
回答
逆説的ですがコニカミノルタ(4902)を保有するなら長期覚悟で、ということです。
DX化で短期的には現在のコピー機や紙中心の事務機サービスは消えていく方向でしょう。それに代わるビジネスを育てられるかです。ヘルスケア×DXがひとつのソリューションですが、その分野で勝ち組に残れるか、まだわかりません。
Q.JR・航空株の見通しは?
JR株を保有していますが下落しています。
最近のJR・航空株の下落は4度目の緊急事態宣言とワクチンの配給遅れによるものでしょうか?ただ、それでもワクチン接種は進んでおり、正常化は目前と考えております。
このまま保有していても今年中には2019年株価を目指し上昇すると考えますがいかがでしょうか?お考えお聞かせ願います。
回答
ご指摘の通りと同意いたします。しかし、一本調子の上昇は想定しないほうが無難です。
これからもまだまだ山あり谷ありですが、最悪期は脱したことは確かでしょう。
Q.花王と資生堂、長期保有するなら?
花王と資生堂、長期保有するならどちらだと思われますか?
回答
花王(4452)、資生堂(4911)、どちらも長期に保有したい銘柄です。
このコーナーでは、お客様からいただいた質問にチーフ・ストラテジストの広木隆が回答します。
今回は2021年7月18日から7月25日に寄せられた質問から抜粋して回答しております。
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