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Q.日本が世界で勝負できる銘柄は?

カフェ様からのご質問

今後、日本がグローバルに良さ、強さ、日本らしさ等を見せていける分野、企業等は何とお考えでしょうか。

回答

分野で言えば、電子部品・素材などの部材でしょう。この分野では高いシェアを誇る企業が多くあります。ただ、主役ではなく黒子役ですがそれでも産業に必須のもの、競争力が高いものが多いです。

企業で言えば、任天堂(7974)、ソニー(6758)、トヨタ自動車(7203)、キーエンス(6861)、リクルートホールディングス(6098)、シマノ(7309)、ダイキン工業(6367)などでしょうか。

グローバルに良さ、強さ、日本らしさという意味では、ダントツなのが任天堂でしょう。いまはまだまだですが、ポテンシャルのあるところでは今後、資生堂(4911)やファーストリテイリング(9983)、良品計画(7453)がそれを達成できるか注目しています。

Q.好調な富士通に対してNECの株価がさえないのはなぜ?

やす様からのご質問

NECの株を保有していますが、決算発表後の株価がさえません。富士通が好調なのと対照的です。

無形資産で稼ぐと思われる会社への投資・選別の際に、注意・注目すべき点がありますでしょうか? 

回答

ご指摘の通り、富士通(6702)と対照的です。しかし、結論から申し上げると、今のNEC(6701)はずばり「買い」です。以下、理由を申し上げます。

株価は5月12日の決算発表を受けて急落しました。ざっくり6,000円から5,000円まで1,000円幅の窓を空けて大幅安になりました。しかし、その後はその水準で横ばいです。つまり、追加の悪材料は出ておらず、単純に決算発表のネガティブ・サプライズが大きかっただけです。

では、NECの決算はそれほどの「ネガティブ」なものだったのでしょうか?NECが発表した21年3月期の決算は純利益が前期比5割増の1,496億円と過去最高となりました。ところが、今期22年3月期は純利益が670億円と半分以下と、一転大幅減益見通しを発表しました。市場は強烈に梯子を外された格好で、大幅安は避けられなかったと思います。

ただ減益の理由は研究開発費のコスト増です。5G関連やデジタルトランスフォーメーション(DX)を成長分野と定め、経営基盤の変革・強化に向けた「戦略的費用」として320億円を積み増す計画です。

研究開発費は無形資産です。こうした投資なくしては中長期にDX時代のリーディングカンパニーとなっていくことはできません。逆に言えば、ここでのR&D投資は成長のための布石で、まったくネガティブなことではありません。

事実、売上高の見通しは前期と変わらずの水準を見込んでいます。利益見通しは保守的で今後、コロナの落ち着きとともに止まっていたプロジェクトが進み、上方修正の可能性が高いと思います。

なにより、最高益を達成したタイミングで将来の成長に向けた投資を行うという、企業にとって極めてまともな判断を、みかけの「数字」の悪さで失望売りの反応をした市場が間違っています。ショートターミズムの典型例です。

Q.電源開発の将来性は?

塞翁が馬様、あいうえ様からのご質問

■前回決算は電力小売価格高騰により悪く株価も下がりました。しかしこれは一時的な要因であり、長期的には上がっていくのではと期待しています。国内電力各社の中では海外展開も進み、クリーンエネルギーにも注力しているため魅力的な株に感じています。下落トレンドの転換点はどこにあるでしょうか?(塞翁が馬様)

■電源開発の株価がさえません。今後の見通しをご教示ください。いま、買い増しするのはいかがでしょうか。(あいうえ様)

回答

電源開発(9513)は電力セクターの中ではいい企業と思います。しかし、これだけESGが大ブームになると、石炭火力というだけでネガティブなイメージが先行し、同社の発電効率の良さなど評価外(というか問題外)になってしまいます。

値上がりを期待するなら、長期的にクリーンエネルギー比率を高めることにかけるしかないでしょう。これ以上ダウンサイドが乏しいとか配当とかしか保有する理由はないと思います。より短期で値上がりを狙うなら同社株を売却し、別の銘柄に乗り換えることをお勧めします。

Q.ジャストシステムは追加購入するべき?

hirokitheking様からのご質問

購入後大きく値下がりしており、この辺りで追加購入するべきか、放置するべきか悩んでいます。

この株の将来性は如何でしょうか。

回答

ジャストシステム(4686)は小学校向けの学習支援ソフトで高い市場シェアを誇り、タブレットを使って家庭向け通信教育事業も拡大しています。

コロナは従来の価値観、生活様式など多くの変化をもたらしましたが、そのひとつが教育でしょう。

対面の塾や家庭教師よりも、オンライン学習を選ぶ家庭が増えるはずです。長期的に有望な企業だと思います。


このコーナーでは、お客様からいただいた質問にチーフ・ストラテジストの広木隆が回答します。

今回は2021年5月31日から6月6日に寄せられた質問から抜粋して回答しております。

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