10月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算も先月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞社の集計によると新型コロナウイルスの感染拡大による影響でこの上期の経常利益は前年同期比で3割を超す大幅な減益となったようです。しかし、こうした厳しい環境にも関わらず通期の業績予想の上方修正に踏み切った企業も少なからずみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に上方修正により営業利益の減益予想が一転して増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えばTDK(6762)ではテレワークなどの導入によるノートパソコン、タブレット端末の需要拡大や5G関連需要の拡大により二次電池や受動部品の販売が拡大していることから営業利益を上方修正したことで前年同期比で28%を超す減益予想だったものが12%を超す増益予想となっています。