報道によると、二つの信託銀行が、上場企業の株主総会の議決権行使の集計について、総会集中日に於ける集計時間を確保するために、翌日配達分の議決権行使書を郵便局から前日に届けてもらい、その替わりに行使期限最終日に着いたものは翌日扱いにして、集計から外していたとのこと。しかもこのような処理は20年程度続いてきたとのことです。
近々記者会見をして説明をするとのことですが、このつぶやき原稿を書いているお昼過ぎの段階では、まだ開かれていない模様です。これには大きな驚きと共に、大きな脱力感を覚え、更には、今までのコーポレートガバナンス改革は一体全体何だったのだ?との怒りにも似た感覚も覚えました。が、やはり脱力感が強いです。選挙に於ける投票の集計時間を確保するために、勝手に地域によって投票時間が任意に繰り上げられる由もありません。集中日自体も問題です。我が国のコーポレートガバナンス改革も、まだまだこれからですね。