週末にお昼を食べたあとに、さてこのあとどうしようか?となって、仏像が見たい気分だな、と私が云い、そのままふらっと電車に乗って或る所に仏像を見に行きました。渋っ!仏像が好きになるなんて、小さい頃には夢にも思いませんでしたが、何故か徐々に好きになり、特に最近は好きな度合いが高くなっただけでなく、好き嫌いというか、やはりあの仏像がいい!みたいなこだわりも強くなり、なんとも不思議なもんです。
コロナ問題のせいで、お寺はガラガラで、思う存分ゆっくりと、じっくりと、仏像と対面することが出来ました。そこの仏像は天平時代から平安時代のものが主ですから、ざっくり1200年程前から存在する仏像です。この仏像たちには記憶はあるのだろうか?国内の数々の戦、太平洋戦争、疫病、あらゆる苦難に苦しむ人間たちを、仏像は見てきた。全く表情も変えずに。ま、人間の記憶が短すぎるんでしょうね。そんなことを思うのでした。
人間は、長いスパンで物事を考えるには向かない、欲の張った存在なんでしょうね。しかしそれが経済やマーケットを動かす。私が仏像を好きになってきたのには、理由がある気がしてきました。人間って面白いですね!