昨年の相場を振り返ると衆議院選挙での与党の圧勝や好調な中間決算を受けて水準を切り上げた日経平均は11月7日に1996年6月に付けたバブル崩壊後の戻り高値(22,666円)を上回って1992年1月以来25年10ヵ月ぶりの高値を付けました。そしてその後も高値圏で推移したことで昨年の日経平均は年間で19.1%の上昇となりました。しかし、このように日経平均が2割近く上昇するなかでもパフォーマンスが冴えなかった銘柄もみられます。

そしてそうした銘柄のなかには挽回が期待されているものもあります。そこで今回は昨年の年間パフォーマンスがマイナスだった銘柄で、目標株価コンセンサスが昨年末の株価を2割以上上回るものをTOPIX500採用銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば業績の下方修正を行ったこともあって昨年の年間パフォーマンスが小幅にマイナスとなった村田製作所(6981)では目標株価コンセンサスが昨年末の株価を2割余り上回っています。