昨日の安川電機(6506)を皮切りに3月決算企業の第3四半期決算がいよいよスタートしました。その安川電機の第3四半期決算は円高により減収減益でしたが、通期の業績予想は中国市場を中心にスマホや自動車向けに主力の制御機器やロボットの販売が伸びることや、第4四半期のドル円レートを105円から115円と円安方向に見直したことなどから上方修正されました。

そこで今回は決算発表が本格化する前に会社予想とコンセンサス予想のかい離が20%以上と大きい銘柄をチェックしてみました。例えばTDK(6762)では米クアルコムへの事業売却の影響を織り込んでいない会社予想とそれを見込んでいるコンセンサス予想のかい離が特に大きくなっているうえ、年明け以降に株価の堅調さが目立つローム(6963)ではコンセンサス予想が会社予想を26%上回っています。