先月中旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていたのが8月決算銘柄の第3四半期決算発表ですが、それも先週で終わりました。そこで今回はその決算を集計してみました。通期の業績予想を修正したのはコシダカホールディングス(2157)とデザインワン・ジャパン(6048)の2銘柄に止まりました。しかし、それでも決算に株価が大きく反応する銘柄が少なからずみられました。
例えば中国を中心に海外のユニクロ事業が好調で国内の不振をカバーし営業増益となったファーストリテイリング(9983)は決算発表翌日に株価が3%以上上げたほか、同じく営業増益を確保したサイゼリヤ(7581)も株価が8%余り上昇しています。一方で営業減益となった技研製作所(6289)やデザインワン・ジャパンでは株価が急落しともに10%余り下げています。