国内機関投資家の日本株に対する姿勢は20年ぶりの低水準

6月11日付、日経新聞のマーケット総合欄に「国内投資家、日本株に慎重」と題した、QUICK調査の解説記事が掲載されていました。国内の機関投資家の日本株に対する姿勢の調査を6月4日~6月6日に実施した結果です。

具体的にどんな調査結果かというと、現在の日本株の組み入れ比率について「ややオーバーウェート」「かなりオーバーウェート」から、「ややアンダーウェート」「かなりアンダーウェート」の回答を引いた値が、マイナス41%と20年ぶりの低水準(1999年1月以来)だったようです。

理由はお決まりのように、米中貿易摩擦への警戒感…です。そんなに悪い市場にみえるのでしょうか? 短期売買目的ではないはずなのに、本当に近視眼的になりがちで、将来の市場を予測して投資姿勢を持てないものなのでしょうか。今に始まったことではないのですが、いつもこの手の記事を見るとガッカリします。

今年の4月には世界のベンチマークである米国のS&P 500が昨年の高値を上回り、史上最高値を更新しているのです。最近の現象ですよ。その後は大きく下げましたが、現在は高値までもう2%程度のところまで戻ってきています。今買わないと、いつ買うのでしょう。

日経平均は「2つ目のマド」を形成し強い上昇に

さて、日経平均は順調に戻りを試す展開となっています。外需の輸出関連への買いが鈍ったと思えば、内需系には資金が断続的に入る光景もみられます。

6月10日は大幅続伸となり、チャート上では直近安値から「2つ目のマド(空)」を形成し強い上昇となりました。

【図表1】日経平均(日足)
出所:マネックス証券作成

「三(空)踏み上げ」という相場格言があります。マド(空)が3つもできるぐらいだから、目先の買い物が出尽くし、強い売りのサインと言われます。

「3つ目のマド(空)」の出現はいつになるかわかりませんが、そのころには機関投資家の姿勢も少しは変わっていることでしょう。そもそも国内の機関投資家が日本株をガンガン買うとは思いませんが、どうせ後から買うならもっともっと存在感を示してほしいものです。

海外投資家が買わないと日本株は動かないとか、東京株式市場は寄り付きと大引けにしか商いが盛り上がらないといった状況を、何とかしてもらいたいものです。