新元号による影響は一過性で終わるか

今週は材料がたくさんあります。すでに消化したものもありますが、経済指標では、中国の3月製造業PMIや、3月日銀短観、米2月小売売上高、米3月ISM製造業景気指数などです。

上海株はモミ合い相場をいよいよ上放れてきました。そして、昨晩はダウ平均が2月後半からのモミ合い相場を上放れてきました。いずれも景気減速懸念が薄れたことが大きかったと思います。

そうなると、日経平均の出遅れ感が強くなり、同じように上放れ(3月高値を超える)が追随して必要な局面です。ただ、国内要因には刺激材料はないに等しい。

4月1日は新元号「令和(れいわ)」が発表された直後、後場から文教堂グループホールディングス、梅の花が急騰しました。「令和」の典拠が「万葉集」であることで、文教堂は書店で「万葉集」の販売が伸びるとの思惑、梅の花は万葉集の梅の花の歌の序文から引用したものらしく、思惑的な買いが入ったようです。

システムベンダー系の株価も商いが活発になる場面がありました。こういった個別株の人気化も一過性に終わるものと思われますが、肝心の日経平均は前場に高値21,682円を付けたあと伸び悩み、後場は3月高値を前に上げ幅を縮小して終えました。

上放れのチャンスは今週行われる米中通商協議

4月2日は前場の高値が21,744円です。この水準は前回の話を踏襲すると、予想PERでみた12.6倍程度の水準で、ボリンジャーバンドのプラス2シグマで見た過去の上限値(12.6倍、4月1日の時点)となります。つまり、自然体ではここまでは戻れる水準なのです。

【図表1】日経平均(日足)
出所:マネックス証券作成

ただ、プラス2シグマを終値で上回る(買いサイン)強いモメンタムを発し、バリュエーションを度外視しながらも、期待だけでぐんぐん上昇するには、やはり海外投資家の出動が必要だということなのでしょう。

しかし、上放れのチャンスはあります。ポイントは今週4月3日からワシントンで行われる米中通商協議です。

米中間のやり取りは、今さらの材料にはなってしまいましたが、最終局面を連想させるムードが出てくるかどうか。だとすれば、ここで証明されるべきは、4月に入ると増えるといわれる海外投資家による日本株買い。本当に増えるのであれば、今月はここからしかないでしょう。