3月期決算企業の第1四半期決算も終了しましたが、日本経済新聞の集計では円高により製造業が苦戦したことなどでこの第1四半期の経常利益が17%減となり、第1四半期としては4年ぶりの減益になったとのことです。しかし、このように全体が大幅減益となるなかでも第1四半期の実績がコンセンサス予想を大きく上回り、とても好調なスタートを切った銘柄も少なくありません。

そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に第1四半期が営業増益となった銘柄のなかから、第1四半期の実績がコンセンサス予想を5割以上上回ったものをピックアップしてみました。例えば、第1四半期がコンセンサス予想を8割以上上回ったブラザー工業(6448)では通期予想を上方修正したこともあって決算後の株価が2割近く上昇したほか、8割近い増益となった第1四半期がコンセンサス予想を6割近く上回ったアイシン精機(7259)でも決算後に株価が1割高となっています。

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