このレポートのまとめ
- シティグループは1月14日(月)寄付き前に決算発表する
- デルタ・エアラインズは1月15日(火)寄付き前に決算発表する
- JPモルガン・チェースは1月15日(火)寄付き前に決算発表する
- ユナイテッドヘルス・グループは1月15日(火)寄付き前に決算発表する
- ウェルズファーゴは1月15日(火)寄付き前に決算発表する
- バンク・オブ・アメリカは1月16日(水)寄付き前に決算発表する
- ブラックロックは1月16日(水)寄付き前に決算発表する
- ゴールドマン・サックスは1月16日(水)寄付き前に決算発表する
- CSXは1月16日(水)引け後に決算発表する
- モルガン・スタンレーは1月17日(木)寄付き前に決算発表する
- アメリカン・エキスプレスは1月17日(木)引け後に決算発表する
- アトラシアンは1月17日(木)引け後に決算発表する
- ネットフリックスは1月17日(木)引け後に決算発表する
■シティグループ(C)
シティグループ(ティッカーシンボル:C)は1月14日(月)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.58ドル、売上高が178.4億ドルです。
ちなみに10月に発表された同行の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.66ドルに対し1.73ドル、売上高が予想184.7億ドルに対し183.9億ドル、売上高成長率は前年同期比-0.2%でした。
地域別売上高は北米が前年比-5%、欧州中東アフリカが+8%、南米が+10%、アジアが±0%でした。
平均資産残高は+2%の1.92兆ドルでした。これは市場予想に一致しました。
営業費用は-1%の103億ドルでした。エフィシェンシー・レシオは56.1%でした。去年同期は56.6%でした。
信用コスト(Credit Costs)はマイナス1%の19.74億ドルでした。リテール・バンキングにおける引当金の減少が寄与しました。
【グローバル・コンシュマー・バンキングGCB】
グローバル・コンシュマー・バンキング(GCB)売上高は前年比+3%の86.5億ドルでした。うち北米は-1%の51.3億ドル、海外は+11%の35.3億ドルでした。
北米のうちリテール・バンキングは-3%、ブランデッド・カードは-3%、リテール・サービスは+2%でした。
南米のリテール・バンキングは+34%、ブランデッド・カードは+7%でした。
アジアのリテール・バンキングは-2%、ブランデッド・カードは+4%でした。
費用は北米が+7%の26.7億ドル、海外が+4%の19.9億ドルでした。
【インスティチューショナル・クライアント・グループICG】
インスティチューショナル・クライアント・グループ(ICG)の売上高は+2%の48.8億ドルでした。
トレジャリー&トレード・サービスが+4%の22.8億ドル、投資銀行部門が-8%の11.8億ドル、債券部は+9%の32億ドル(予想は29.4億ドル)、株式部は+1%の7.9億ドルでした。
【各種レシオ】
株主資本利益率は9.6%でした。去年同期は7.3%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は11.3%でした。去年同期は8.4%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は11.8%でした。
一株当たり簿価は72.88ドル、有形簿価は61.91ドルでした。
■デルタ・エアラインズ(DAL)
デルタ・エアラインズ(ティッカーシンボル:DAL)は1月15日(火)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.28ドル、売上高が107.3億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は、一株利益(EPS)が予想1.74ドルに対し1.80ドル、売上高が予想119.6億ドルに対し119.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+8.1%でした。
修正一株利益(EPS)は前年同期比+16%でした。売上高増、税制改革による恩恵、自社株買戻しなどが寄与しました。今回の決算はハリケーン・フローレンスによる悪影響3,000万ドルを含んでいます。
ユニット・レベニュー(ジェット燃料の販売を含まず)は+4.3%でした。
ハリケーン・マイケルは同社の本社がありハブでもあるアトランタ空港のダイヤには影響しませんでした。
需要はレジャー、ビジネスとも引き続き強いです。大西洋路線+8%、太平洋路線+5%、南米路線だけが前年比でマイナスになっています。中国との貿易戦争の影響はありません。ファーストクラス、ビジネスクラスが好調、マイレージ・プログラムも順調、燃料コストを除けばアウトルックは明るいです。
来年にかけてキャパシティーは+3%拡張する計画です。
第4四半期の一株利益(EPS)は予想1.25ドルに対し新ガイダンス1.10~1.30ドルが、売上高は予想107億ドルに対し新ガイダンス110.6億ドルが提示されました。
■JPモルガン・チェース(JPM)
JPモルガン・チェース(ティッカーシンボル:JPM)は1月15日(火)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が2.23ドル、売上高が269.3億ドルです。
ちなみに10月に発表された同行の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想2.26ドルに対し2.34ドル、売上高が予想273.2億ドルに対し273億ドル、売上高成長率は前年同期比+7.8%でした。
純金利収入は+7%の141億ドルでした。非金利収入は+3%の138億ドルでした。
純金利イールドは5bp改善の2.51%でした。これは予想よりやや良かったです。
貸倒引当金は9.48億ドルでした。これは前年同期の15億ドルより少なかったです。貸倒引当金を減額した理由は主に消費者向け融資において貸付けポートフォリオの改善によりリザーブのリリースを行ったことによります。
平均コア・ローンはガイダンスの下限に近い+6%、平均預金は+4%でした。
オーバーヘッド・レシオは56%でした。去年の第3四半期は55%でした。
【消費者&コミュニティー・バンキング部門】
消費者&コミュニティー・バンキング部門売上高は前年同期比+10%の133億ドルでした。純金利収入は預金の増加、クレジットカードのマージンの拡大、クレジットカード残高(1463億ドル)増などにより増えました。クレジットカード売上高は+12%、処理ボリュームは+14%でした。
一方同部門の費用は前年同期比+7%の70億ドルでした。IT投資ならびに自動車ローン資産の減価が主因です。
貸倒費用は9.8億ドルでした。これは前年同期に比べると5.37億ドル少なかったです。クレジットカードの純損金計上比率は2.91%でした。これは第2四半期の3.27%より改善していますが去年の第3四半期の2.87%よりは悪かったです。貸倒引当は1.5億ドル積み増しました。去年同期は3億ドルでした。
【投資銀行部門】
投資銀行部門売上高は前年比±0%の17億ドルでした。グローバルの投資銀行売上高で世界第1位を堅持しました。
市場部門売上高は-2%の44億ドルでした。市場予想は43.8億ドルでした。内訳は債券部売上高が-10%の28億ドル(市場予想は29.6億ドル)、株式部売上高が+17%の16億ドル(市場予想は14.2億ドル)でした。
【今後のガイダンス】
2018年の純金利収入はこれまでの予想555億ドルが堅持されました。非金利収入はこれまでの予想+7~8%が堅持されました。費用はこれまでの予想635億ドルが堅持されました。平均コア・ローン成長率はこれまでの+6~7%が堅持されました。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)はガイダンスをやや上回る14%でした。去年の第3四半期は11%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は17%でした。去年の第3四半期は13%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は12.0%でした。去年の第3四半期は12.4%でした。
一株当たり有形簿価は55.68ドルでした。去年の同期は54.03ドルでした。
■ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)
ユナイテッドヘルス・グループ(ティッカーシンボル:UNH)は1月15日(火)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が3.22ドル、売上高が579.7億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想3.30ドルに対し3.41ドル、売上高が予想563.4億ドルに対し565.6億ドル、売上高成長率は前年同期比+12.4%でした。
営業キャッシュフローは9億ドル、修正営業キャッシュフローは61億ドルでした。
メディカル・ケア・レシオは81.0%でした。これは前年同期に比べ-40bpでした。
営業費用比率は15.0%でした。これは前年同期に比べて+30bpでした。
デイズ・クレーム・ペイアブルは51日、デイ・セールス・アウトスタンディング(DSO=売掛金回収日数)は18日でした。
株主資本利益率は+340bpの25.9%でした。
■ウェルズファーゴ(WFC)
ウェルズファーゴ(ティッカーシンボル:WFC)は1月15日(火)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.18ドル、売上高が217.1億ドルです。
ちなみに10月に発表された同行の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.17ドルに対し1.13ドル、売上高が予想218.5億ドルに対し219.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+0.4%でした。
純金利収入は126億ドルでした。これは2018年第2四半期より3100万ドル増えました。純金利マージンは2.94%でした。去年同期は2.86%でした。
非金利費用は138億ドルでした。これは去年同期の144億ドルから減少しました。
エフィシェンシー・レシオは62.7%でした。第2四半期は64.9%でした。去年同期は65.7%でした。
引当費用は5.8億ドルでした。これは去年同期の7.17億ドルから減少しました。損金計上比率は0.29%でした。これは去年同期の0.30%から減少しました。貸付けの内容は総じて健全でした。
チェッキング口座開設数は+1.7%と好調でした。またクレジットカードの利用も増えています。デビットカードのPOS購買は+9%、クレジットカードのPOS購買は+7%でした。
消費者向け自動車ローンのオリジネーションは+10%の48億ドルでした。スモール・ビジネス向け融資のオリジネーションは+28%の6.27億ドルでした。ホーム・エクイティー・ローンのオリジネーションは+16%の7.13億ドルでした。個人融資のオリジネーションは+3%の6.84億ドルでした。
平均融資残高は9395億ドルでした。第2四半期より46億ドル少なかったです。
平均預金残高は1.266兆ドルでした。これは去年同期の1.31兆ドルより少なかったです。平均預金コストは第2四半期より7bp高い47bpでした。
オリジネーションは460億ドルでした。これは第2四半期の500億ドルより少なかったです。
総資産利益率(ROA)は1.27%でした。株主資本利益率(ROE)は12.04%でした。有形自己資本利益率(ROTCE)は14.33%でした。一株当たりブックバリューは37.55ドルでした。去年同期は36.92ドルでした。
■バンク・オブ・アメリカ(BAC)
バンク・オブ・アメリカ(ティッカーシンボル:BAC)は1月16日(水)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が64セント、売上高が225.8億ドルです。
ちなみに10月に発表された同行の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想62セントに対し66セント、売上高が予想226.3億ドルに対し227.8億ドル、売上高成長率は前年同期比+3.2%でした。
純金利収入は120億ドルでした。前年同期は114億ドルでした。第2四半期は118億ドルでした。
純金利イールドは2.42%でした。前年同期は2.36%でした。第2四半期は2.38%でした。
グローバル・マーケッツ部門を除いた純金利イールドは2.96%でした。前年同期は2.83%でした。第2四半期は2.95%でした。
貸倒引当金は7.16億ドルでした。前年同期は8.34億ドルでした。第2四半期は8.27億ドルでした。
損金計上は9.32億ドルでした。去年同期は9億ドルでした。第2四半期は9.96億ドルでした。
ネット・チャージオフ・レシオは0.40%でした。去年同期は0.39%でした。第2四半期は0.43%でした。
消費者部門損金計上は7.76億ドルでした。去年同期は7.31億ドルでした。第2四半期は8.3億ドルでした。
消費者部門ネット・チャージオフ・レシオは0.69%でした。去年同期は0.65%でした。第2四半期は0.74%でした。
平均融資残高は9,298億ドルでした。前年同期は9,271億ドルでした。第2四半期は9,358億ドルでした。
企業向け平均融資残高は+3%(290億ドル)の8,710億ドルでした。
預金残高は1.345兆ドルでした。前年同期は1.284兆ドルでした。第2四半期は1.31兆ドルでした。
エフィシェンシー・レシオは57%でした。第2四半期は59%でした。去年の第3四半期は61%でした。
グローバル・マーケッツ部門売上高は29.72億ドルでした。前年同期は3.13億ドルでした。
うち債券部売上高は前年比-5%の20.6億ドルでした。前年同期は21.66億ドルでした。第2四半期は22.9億ドルでした。
株式部売上高は前年比+3%の10.09億ドルでした。前年同期は9.84億ドルでした。第2四半期は13.06億ドルでした。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は前年同期比+310bpの11.0%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は前年同期比+450bpの15.5%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は11.4%でした。去年同期は12.2%でした。
総資産利益率(ROA)は前年同期比+28bpの1.23%でした。
一株当たり有形簿価は17.23ドルでした。去年同期は17.18ドルでした。
■ブラックロック(BLK)
ブラックロック(ティッカーシンボル:BLK)は1月16日(水)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が6.70ドル、売上高が35.9億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想6.86ドルに対し7.52ドル、売上高が予想36.5億ドルに対し35.8億ドル、売上高成長率は前年同期比+1.9%でした。
運用資産は+8%の6.4兆ドルでした。
期中、ブラックロックは110億ドルの純流入を記録しました。
■ゴールドマン・サックス(GS)
ゴールドマン・サックス(ティッカーシンボル:GS)は1月16日(水)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が5.49ドル、売上高が80.5億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想5.34ドルに対し6.28、売上高が予想84.3億ドルに対し86.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+3.8%でした。
投資銀行部門売上高は前年同期比+10%の19.8億ドルでした。
うちM&Aフィーは9.16億ドルでした。前年同期は9.11億ドルでした。
株式引受けフィーは4.32億ドルでした。前年同期は2.12億ドルでした。
債券引受けフィーは6.32億ドルでした。前年同期は6.74億ドルでした。
インスティチューショナル・クライアント・サービス部門売上高は31.01億ドルでした。前年同期は31.2億ドルでした。
うち債券部は13.07億ドルでした。前年同期は14.52億ドルでした。
株式部は6.81億ドルでした。前年同期は5.84億ドルでした。
地域別では、米国売上高は52.2億ドルでした。前年同期は48.7億ドルでした。欧州中東アフリカは22.15億ドルでした。前年同期は20.6億ドルでした。
アジアは12.09億ドルでした。前年同期は13.94億ドルでした。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は13.1%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は13.8%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は13.1%でした。
一株当たり有形簿価は186.62ドルでした。
■CSX(CSX)
CSX(ティッカーシンボル:CSX)は1月16日(水)引け後に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が99セント、売上高が31.2億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想94セントに対し1.05ドル、売上高が予想30.5億ドルに対し31.3億ドル、売上高成長率は前年同期比+14.1%でした。
ボリューム成長は+4%でした。それに積荷のミックスの改善、値上げ(+9%)等の要素が加わり売上高が伸びました。
一方費用は前年同期比-2%の減少を見ました。18.4億ドルでした。経営の合理化によるコスト・セーブが功を奏しました。
オペレーティング・レシオは58.7%でした。ちなみに前年同期は68.4%でした。
2018年の売上高は予想121億ドルに対し、新ガイダンス121~123億ドルが提示されました。
■モルガン・スタンレー(MS)
モルガン・スタンレー(ティッカーシンボル:MS)は1月17日(木)寄付き前に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が96セント、売上高が96.1億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は、一株利益(EPS)が予想1.01ドルに対し1.17ドル、売上高が予想95.5億ドルに対し98.7億ドル、売上高成長率は前年同期比+7.3%でした。
【部門別売上高】
インスティチューショナル・セキュリティーズ部門売上高は前年同期比+13%の49.3億ドルでした。
ウエルス・マネージメント部門売上高は前年同期比+4%の43.99億ドルでした。税引き前マージンは27.1%でした。
運用部門売上高は前年同期比-3%の6.53億ドルでした。運用資産は4710億ドルでした。7期連続資産流入を記録しました。
【アクティビティー別売上高】
投資銀行フィー売上高は前年同期比+14%の15.67億ドルでした。うちM&Aフィーは-8%の5.1億ドルでした。株式引受けフィーは+62%の4.41億ドルでした。債券引受けフィーは+15%の5.08億ドルでした。
トレーディング売上高は前年同期比+2%の27.5億ドルでした。株式トレーディングは+7%の20.2億ドルでした。債券トレーディングは+1%の11.8億ドルでした。
アセット・マネージメント売上高は前年同期比+7%の32.51億ドルでした。
コンペンセーション対売上高比率は44%でした。去年同期は45%でした。
エフィシェンシー・レシオは71%でした。去年同期は73%でした。
【各種レシオ】
株主資本利益率(ROE)は11.5%でした。前年同期は9.6%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は13.2%でした。前年同期は11.0%でした。
普通株式等Tier1比率(CET1 capital ratio)は16.7%でした。去年同期は16.3%でした。
一株当たり有形簿価は35.50ドルでした。前年同期は33.86ドルでした。
■アメリカン・エキスプレス(AXP)
アメリカン・エキスプレス(ティカーシンボル:AXP)は1月17日(木)引け後に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.79ドル、売上高が105.5億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.77ドルに対し1.88ドル、売上高が予想100.6億ドルに対し101.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+9.2%でした。
すべての部門、顧客セグメント、地域でビジネスは好調でした。
カード・メンバーの支出額は+8%でした。
クレジット指標はいずれも健全です。
営業費用のコントロールは上手く行っています。
2018年度の一株利益(EPS)は予想7.29ドルに対し、新ガイダンス7.30~7.40ドルが提示されました。売上高成長率ガイダンスは+9~10%です。なお旧ガイダンスは+9%でした。
■アトラシアン(TEAM)
アトラシアン(ティッカーシンボル:TEAM)は1月17日(木)引け後に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が21セント、売上高が2.83億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第1四半期(9月期)決算は、一株利益(EPS)が予想19セントに対し20セント、売上高が予想2.5967億ドルに対し2.673億ドル、売上高成長率は前年同期比+36.7%でした。
第1四半期を終了した段階で、定期購読ないしはメンテナンス契約を締結している顧客数は13.17万件でした。今期は5,888口座が追加されました。
第2四半期の一株利益(EPS)は予想20セントに対し、新ガイダンス21セントが提示されました。売上高は予想2.837億ドルに対し、新ガイダンス2.87~2.89億ドルが提示されています。
2019年度に関しては、一株利益(EPS)予想77セントに対し新ガイダンス78セントが提示されました。旧ガイダンスは77セントでした。売上高は予想11.6億ドルに対し、新ガイダンス11.75~11.83億ドルが提示されました。旧ガイダンスは11.46~11.54億ドルでした。
■ネットフリックス(NFLX)
ネットフリックス(ティッカーシンボル:NFLX)は1月17日(木)引け後に決算発表します。
コンセンサス予想は一株利益(EPS)が24セント、売上高が42.1億ドルです。
ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が、予想68セントに対し89セント、売上高が予想39.9億ドルに対し40億ドル、売上高成長率は前年同期比+34.0%でした。
ストリーミング売上高は前年同期比+36%でした。平均課金メンバー数は+25%、平均販売単価(ASP)は+8%でした。
新規加入者数はガイダンス500万人に対し696万人でした。その内訳は米国がガイダンス65万人に対し109万人、海外がガイダンス435万人に対し587万人でした。
営業マージンは5%拡大し12%になりました。これはガイダンスの10.5%を上回りました。
なお営業マージンが拡大した理由は大型テレビドラマ制作費用、ならびにマーケティング費用の一部の計上のタイミングが第4四半期にズレ込んだことによります。
この関係で第4四半期の一株利益(EPS)ガイダンスは、予想49セントに対し23セントに下がります。一方、売上高は予想42.3億ドルに対し、新ガイダンス42億ドルが提示されました。
第4四半期の新規加入者数は予想750万人に対し新ガイダンス940万人が提示されました。内訳は米国が180万人、海外が760万人です。
2018年通年の営業マージンは10~11%を予想しています。それは第4四半期の営業マージンが5~7.5%へ落ち込むことを意味します。
繰り返しになりますが、これはコンテンツ制作費用とマーケティング費用がこれまで計画されていた第3四半期から第4四半期に持ち越されたことが関係しています。
通年でのフリー・キャッシュフローは30億ドルを見込んでいます。