私の敬愛する掛かり付けの内科医の先生が、亡くなられました。当社の就業時間前の朝早くから開いていて、急に風邪を引いた時、これから海外出張に行かねばならない時、普段の健康診断と、本当にお世話になりました。
先生は人生の大先輩であるにも関わらず、本当に親身に私や私の家族のことを心配してくれて、優しく対応して下さり、そして私を「私たちはもう友人だよね」と云って下さって、本当に親しく、優しく、いつも笑顔で扱って下さいました。
そんな先生と話して、顔を見て、色々なアドバイスをいただくためにも、私は年に2回程度の本格的な人間ドックを大きな病院でする他に、健康体であるにも関わらず、敢えて毎月のように先生のところにお邪魔して、血液検査をし、数値の経年変化を確認し、適切なアドバイスを受け、そして様々なことを相談してきました。「95点です。しかし過信しないで○○に注意して下さい。」などの成績表をもらうのが楽しみでした。先生は私にとって、文字通り掛け替えのない人でした。
今からたったひと月前にも、診察をしていただきました。その時に、私は「あ。。」と思ったのです。先生は、本来ならもう診察出来る状態ではなかったようなのですが、患者さんを診るために、無理を押して診察されていたのでした。そしてその直後に入院されました。
つい先日私は家族と一緒に、人間ドックが早めに終わったのでその隙間時間を使って急遽先生をお見舞いに行きました。先生は私たちを認識して下さって、しっかりと目を見て、聞こえないほどに微かな声で、「頑張ってね」と云って下さいました。そしてその翌日の早朝に、先生は亡くなられました。
こんなつぶやきですいません。だらだらと経緯を、しかも個人的なことを、単に書き綴っているだけですね。申し訳ありません。しかしそれしか今の私には出来ないのです。そしてやはり書き残しておきたいのです。
先生のことをしっかりと心の中に思いながら、先生の言葉を思い出し、先生が注意して下さったこと、そして「頑張ってね」と最後に云って下さったことをしっかりと胸に抱いて、これからも過ごしていきたいと思います。先生、ありがとうございました。