マーケットが大きく荒れています。発信源はアメリカの政策や企業業績のようであり、或いは米中関係のようであり、或いはイタリアの問題かも知れませんが、何故か日本株が一番大きく売られています。不思議な現象です。数日前までは、世界の雑音にあまり惑わされないかのように振る舞っていた日本株市場は、今はオタオタとうろたえているように見えます。何が起きているのか、ハッキリと分かりません。

何か重大なことを見落としているのか?或いはセンチメントが崩れたとか、リスク管理の観点から売りが売りを呼ぶようなテクニカルな原因とか、実体のない、従っていずれは元に戻るようなことなのか?数日前にも書いたように、株価の軸となるものは企業の業績であり、日本企業の業績に、現在異変が起きているようには観測出来ないので、私はやはり後者、即ち実体のない売りではないかとは思います。

しかしマーケットのことはマーケットに聞け。マーケットが何かを訴えている可能性があるので、慎重に、丁寧に、耳を傾けていきたいと思います。