NYダウ: 22641.67 △84.07 (10/3)
NASDAQ: 6531.71 △15.00 (10/3)
【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>
1.概況
米国市場は良好な新車販売などを好感して続伸し、主要3指数が揃って連日で史上最高値を更新しました。小幅に上昇して始まったダウ平均は一日を通してじりじりと上げ幅を広げると84ドル高の22,641ドルと5日続伸となり前日に続いて史上最高値を更新して取引を終えています。また、S&P500株価指数も5ポイント高の2,534ポイントと6日続伸となり4日連続で史上最高値を付けたほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も14ポイント高の6,531ポイントとこちらも6日続伸となり3日連続で史上最高値を更新しています。
2.経済指標等
9月の米新車販売台数は年率換算で1857万台となり市場予想を上回りました。
3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち電気通信サービスや資本財・サービス、素材などの8業種が上げ、電気通信サービスは1%を超える上昇となりました。一方で公益事業とエネルギー、不動産の3業種が下げています。
4.個別銘柄動向
新車販売が好調だったゼネラル・モーターズ(GM)が3%超上昇したほか、フォード・モーター(F)も2%余り上げました。また、決算が市場予想を上回る増収増益となった住宅建設のレナー(LEN)が5%近く上げ大幅高となっています。さらにハリケーンの影響は軽微との見方からデルタ航空(DAL)やアメリカン航空(AAL)、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)が6%前後の上昇となっています。一方でカジュアル衣料・雑貨専門店を展開するアーバン・アウトフィッターズ(URBN)が投資判断の引き下げを受けて大幅安となっています。
5.為替・金利等
長期金利は0.02%低い2.32%となりました。ドル円は112円台後半で推移しています。
【VIEW POINT: 今日の視点】
本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか昨日に200円を超える大幅上昇となった日経平均がどこまで上値を伸ばせるのかがポイントとなりそうです。
(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)