NYダウ: 22370.80  △39.45 (9/19)
NASDAQ: 6461.32  △6.68 (9/19)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は前日までの堅調な地合いを引き継ぎ小幅に続伸し、主要3指数が揃って史上最高値を更新しました。ダウ平均は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え様子見となりやすいなか上値が重かったものの、一日を通して小幅高で堅調に推移すると39ドル高の22,370ドルと8日続伸となり、6日連続で史上最高値を更新して取引を終えています。また、S&P500株価指数も2ポイント高の2,506ポイントとなり3日連続で史上最高値を更新しています。さらにハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も6ポイント高の6,461ポイントと3日続伸となり、13日に付けた史上最高値を4日ぶりに更新しています。

2.経済指標等
8月の米住宅着工件数は年率換算で前月比0.8%減の118万戸となったものの市場予想を上回っています。8月の米輸入物価指数も前月比0.6%上昇し市場予想を上回りました。米輸出物価指数も0.6%上昇し市場予想を上回っています。4-6月期の米経常収支は1231億ドルの赤字となり、市場予想を上回る赤字となっています。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち電気通信サービスや金融、素材などの6業種が上げ、電気通信サービスは2%を超える上昇となりました。一方で不動産やヘルスケア、生活必需品などの5業種が下げ、不動産は1%安となっています。

4.個別銘柄動向
TモバイルUS(TMUS)との経営統合を協議していると報じられたソフトバンクグループ(9984)傘下のスプリント(S)が7%近く上昇し、TモバイルUSも6%近く上げました。通信株全体に買いが広がるなかベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)も2%を超える上昇となり、ダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなっています。また、金利上昇を受けてJPモルガン・チェース(JPM)やゴールドマン・サックス(GS)といった金融株も堅調でした。一方で弱気の投資判断を受けて電気自動車のテスラ(TSLA)が2%を上回る下げとなったほか、中期経営計画の利益見通しが市場予想を下回ったことで家電量販店のベストバイ(BBY)が8%安と急落しています。ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)も経営幹部による株式売却が明らかとなったことで2%近く下げ、ダウ平均構成銘柄で下落率トップとなっています。

5.為替・金利等
長期金利は0.01%高い2.24%となりました。ドル円は引き続き111円台半ばで推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国市場では主要3指数が揃って史上最高値を更新したものの、本日の日本市場は大幅高の翌日ということもあり利益確定の売りに押され小幅に下げてのスタートが予想されます。こうしたなか米FOMCの結果発表を控え日本市場も様子見となりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)