先月からスタートした3月期決算企業の中間決算発表もほぼ一巡となりましたが、決算を受けて目標株価を引き上げる動きも少なからずみられます。こうしたなか昨日の投資のヒントでは決算集計速報PART4で集計対象とした銘柄のなかから、通期の業績予想の上方修正を受けて複数の目標株価の引き上げがあったものを取り上げましたが、今回は同じく11月2日から5日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかから、業績予想が据え置かれたにも関わらず複数の目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで特に目標株価の引き上げが多かったのがテルモ(4543)で、通期予想は据え置きとなったものの、上期実績が9月に上方修正した数字を大きく上振れて着地したほか、説明会で会社側から強気の発言もあり通期業績の上振れ期待が高まったことなどから5社が決算後に目標株価を引き上げています。テルモの株価は決算後に大きく上昇し上場来高値を付けています。そのほかカカクコム(2371)ツムラ(4540)ユニプレス(5949)では2社が目標株価を引き上げています。

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