1.概況
本日の日経平均は63円高の1万8418円と小幅に続伸しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は揃って上昇しています。昨日の米国市場でダウ平均が180ドル超の大幅上昇となったほか、ドル円が109円程度まで円安に戻したことを受け日経平均は142円高の1万8497円と続伸して寄り付きました。日経平均は寄り付き後に上げ幅を190円超まで広げましたがそれ以上の上値追いとはならず、その後は徐々に上げ幅を縮めました。前場を42円高で終えた日経平均は後場入り後まもなく7円高とマイナスに転じる直前まで上げ幅を縮めましたが、かろうじて踏みとどまるとその後は上げ幅をやや広げました。結局日経平均は63円高と小幅に続伸して取引を終えました。売買代金は1兆7744億円と今年最低となった昨日に引き続き低水準で活況の目安とされる2兆円に達しませんでした。東証33業種は1%を超える上昇となったその他金融業や1%近く上昇した銀行業など28業種が上昇しました。一方で水産・農林業、食料品、石油石炭製品、非鉄金属、鉄鋼の5業種が下落しました。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は任天堂(7974)、三菱UFJ(8306)、ソフトバンクグループ(9984)、三井住友(8316)、みずほ(8411)、東芝(6502)など概ね上昇しました。一方でトヨタ自動車(7203)は2円安と小幅に下げています。材料が出たところでは、シャープ(6753)が6%の大幅高となりました。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が東芝の半導体事業の買収にシャープを参加させることを検討していると報じられたことが材料となりました。また、アフィリエイト広告大手のファンコミュニケーションズ(2461)が6.6%高と大きく上昇しました。昨日発表した3月の月次売上高が前年同月比8%増と堅調な業績が確認されたことが好感されました。一方で水産最大手のマルハニチロ(1333)は9%近い大幅安となりました。本日の日経新聞朝刊で2018年3月期の営業利益が前期比12%減になる見通しだと報じられたことが嫌気されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は小幅に続伸しましたが、上げ幅を高値から大きく縮めるなどまだ市場は慎重姿勢を崩していないようです。明日以降も引き続き北朝鮮問題の進展や為替動向を見極めながらの慎重な値動きとなる可能性がありそうです。

(マネックス証券 プロダクト部 益嶋 裕)