1.概況
本日の日経平均は65円安の1万9455円と小幅に続落しました。TOPIXやJPX日経400も小幅に下落しましたが、新興市場のマザーズ指数や日経ジャスダック平均はそれぞれ上昇しました。特にマザーズ指数は2%近い大幅上昇となっています。先週末および昨日の米国市場は小幅な値動きにとどまりましたが、先週末に113円台で推移していたドル円が112円台まで円高に振れたことを受け、日経平均は105円安と続落して寄り付きました。日経平均は寄り付き後に下げ幅を180円超まで広げましたが、ドル円がやや円安に持ち直したこともありその後は下げ幅を縮めました。前場を51円安で終えた日経平均は後場に入ると前引けの水準を挟んだ小幅な値動きが続きました。結局日経平均は安値から下げ幅を大きく縮めたものの1日を通してプラスに転じることはできずに取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆396億円と活況の目安となる2兆円をわずかに上回りました。東証33業種はその他製品や食料品、水産・農林業など内需ディフェンシブセクターを中心とした12業種が上昇しました。一方で証券商品先物や倉庫運輸関連など21業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちとなりました。売買代金トップの任天堂(7974)は2.7%高と堅調でした。新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売好調を受け来期の生産計画を少なくとも2倍に引き上げると一部で報じられたことが引き続き好感されたほか、スマートフォン向けゲームアプリ「スーパーマリオラン」のAndroid版配信日が3月23日に決定したことなども材料となったようです。その他、東芝(6502)、JT(2914)、NTT(9432)などが上昇しましたが、ソフトバンクグループ(9984)や三菱UFJ(8306)、トヨタ自動車(7203)などは下落しています。材料が出たところでは、取引先の自動車メーカーが法的整理の債権者申し立てを検討していると報じられたタカタ(7312)は5.3%の大幅安となりました。一方で半導体関連装置を手がけるレーザーテック(6920)は4.4%高となりました。次世代のマスクブランクス欠陥検査装置を受注したと発表したことが材料視されました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は小幅に続落しましたが、一時は割り込んだ25日移動平均を終値では回復するなど底堅さを見せました。先週連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを通過した後ということもあり、今週は引き続き為替動向をにらみながらこう着感の強い相場が続く可能性がありそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)