サンプラザ中野だー!

 いくらヒューマノイドロボットで世界をリードするニッポンの大臣だからって。機械は生物を生めないよ。って、意外なところから責めてみた。小学生みたいだね、俺。

 冗談はさておき柳沢大臣の奥さんは立派なキャリアウーマンなのだそうだ。そしてご夫婦は仲良しで互いを尊重しあっているそうだ。つまり決定的な女性差別論者ではないということだろう。なのに発言がああ来てしまう。金融畑出身なので例え話に元々人間味が少ないのかもしれない。でもやっぱり戦前戦中の「産めよ増やせよ」教育の名残なのだろうと思う。

 フランスでは今、子供がたくさん生まれている。政府が産みやすい環境を整えたからといわれている。「産みやすい」どころじゃなく、「産みたくなる」あるいは「育てたくなる」法整備・環境整備を整えたということなのだろう。いずれにせよ「女性である貴女方の考え方の問題だ」とまとめられたスピーチのようなので、問題だと思う。厚生労働大臣として。

 正月に日本テレビの番組に出た。悪事を暴いていく番組だ。中で医師の不正請求問題を扱った。それを観た私の知り合いの歯科医師が言った。「ニッポンの医師は儲からない」と。曰く「アメリカでは腕の良い医師はブラックジャックのように稼ぐ」「例えば心臓移植の筆頭医師なら一回につき1000万円とか」。つまり日本では新人が担当しようが超エリート医師が担当しようが同額である。医師のモチベーションが高まりにくい。らしい。

 国民皆保険制度は一見良い面しか見えない。しかし立場が違うと見え方が違うものなのだね。そう思うと国民皆保険制度の中で儲かっているのはクスリ会社だけかもしれない。あと天下りを目標とするお役人か。そんな役人は役人天国を維持したかったら人口減少は大問題のはず。だからもっと良いアイデアを出してみた方が良い。先ずは単純に子育ての援助金等をびっくりするくらい上げればよい。いつかは帰ってくるはずだ。その可能性にかけるしかないじゃない?

 でも実は「結婚」自体の敷居が高すぎるのだと思う。マスコミがそうしたのか、結婚産業界がそうしてしまったのか良くわからないが。先ず金がかかりすぎる。「一生に一度」と強調しすぎる。「失敗は許されない」と言い過ぎる。だから若者は二の足を踏む。よって婚期が遅れる。だから少子化が進んだのだ。と思う。もっと結婚を簡単なものにすべき。意識から。と思うのだよ。失敗しなけりゃ学べない。結婚にこそ「再チャレンジ」の雰囲気を盛り上げるべし。だー!