今日は2月27日の高値から26日目となるため、目先の高値を付ける動きとなるかどうか注目しています。さて、この「26日」というのはどこからきたのか。一目均衡表の基本数値というやつで、3月のオンラインセミナーでも少し紹介させていただきました。
相場の「変化日」を分析する上で、それだけで独立的価値のある数値なのです。そのほか、基本数値には「9」や「17」があります。私が今日、目先の高値かどうか注目している理由は、1月22日の安値から2月27日の高値までの上昇が「26日」であったためで、それをその高値から引き伸ばした日付が今日であるだけの話です。その単純作業が株式を売買する上で、パフォーマンス向上の寄与度がアップとなるわけです。この「26日」という数字は、下げ相場には特にまれに、上げ相場によく適用するといわれておりますので、そのあたりも重要なのかもしれません。
水準的には安いとわかっていても、どこで売買を行えばよいのか判断できない方には良い方法です。過去の波動で形成した値幅や日数は、その後の動きに影響します。どこの安値や高値から数えたらよいのか、なかなか難しい部分はあるのですが、私もやっているうちに慣れるしかないのかなぁ~、と思っています。ただ、「変化日」は、あくまでも変化し易いだけであって、必ずそうなるとは限りません。そうならなければ、再度考え方を変更しなければいけません。「新月・満月」を使うとか・・・(笑)。今月の「新月」は6日、「満月」は20日です。共に株式市場が休場ですから、その前後には要注意ということになりますね。
それでは明日、反落しなければ(続伸すれば・・・)変化日が延長されたことになります。そうすると、直近の安値3月17日から「26日目」か?となると、4月22日までこの短期上昇トレンドが続くということにもなります。逆に、3月17日から「26日目」に二番底をつけるかもしれませんよね。と読んでいるうちに、お気付きになられた方もおられると思いますが、4月22日は「満月」近辺じゃないですか。ますます興味深くなってきました。安値を付けるのか、高値を付けるのか。いずれにしても、その間際になったときのトレンドの逆をやってみるのも方法かもしれません。
日経平均の一目均衡表の抵抗帯(雲)形状を見てください。抵抗帯というのは先行スパン1と先行スパン2というもので形成されるのですが、現在の日経平均の抵抗帯(雲)の下線を見てください。ちょうど7日に瞬間的に鋭角に尖ったような形状になっています。今度は上線を見て下さい。その日を境に下がっているのがお分かりいただけると思います。この部分でも「変化」は起こりやすい。なんと、7日も「新月」の翌営業日ではないですか。といった具合に不思議なように一致するものです。たまたま、今日は「26」という数字を使って簡単にお話させていただきましたが、そのほかでも、もっと重要な数字はたくさんありますし、使い方、考え方も奥が深いものです。「33」という数字も「26」の補完的な数値として重要です。「33」は上げ相場、下げ相場いずれにも適用するといわれております。例えば、先ほどの続き、日経平均の抵抗帯(雲)のもう少し先を見て下さい。大体、5月1日から2日あたりの日付の抵抗帯です。下線の形状をご覧ください。下がって上に切り返すような形状になっています。必ず、安値や高値になるとは限りませんが、そこは3月17日の安値から、「33日目」じゃないですか。
4月15日のオンラインセミナーは、「均衡表の時間論と陰陽足」を予定しております。
(株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ 東野幸利)
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