日経平均が13営業日連続で騰がりました。13連騰は29年ぶり、1988年の2月以来です。14連騰となると、史上最高記録に並ぶのですが、さてどうなることやら。
14連騰となるためには総選挙を週末に控えた金曜日の明日に騰がらねばならず、新記録15連騰となるためには、更に材料出尽くしとも思われる総選挙後の月曜日にも騰げねばなりません。それは中々きつそうですね。1988年2月とは、どんな時だったでしょうか?

奇しくも今日、10月19日は、1987年のブラックマンデーからちょうど30年目です。
29年前の13連騰した時は、その4ヶ月後。どんなマーケットだったかなぁ。私はその頃は、新入社員1年目で、ソロモンブラザーズのニューヨーク本社、ワン・ニューヨーク・プラザ41階のトレーディング・フロアで修行中でした。ちょうど今日経新聞に連載中の斉藤惇さんの「私の履歴書」に先週出てきた、有名なウォール・ストリートいちの、即ち世界一のトレーディング・フロアでした。毎日午後4時頃になると、あちらこちらでクラップス用のサイコロを投げる音がするトレーディング・フロアでした。机に垂直に電話盤が高く立っているので、サイコロを投げるのに最適だったのです。

がむしゃらになって資本市場のAtoZを学んでいたあの頃以来かぁ。あの頃は、朝から晩まで資本市場にどっぷりではありましたが、マーケットを俯瞰する余裕は全くありませんでした。今、少しは俯瞰出来るようになりました。約30年ぶりのお祭りを、傍目八目で見学したいと思います。