昨日は母の日で、至る所で花が買われ、花を持って歩いている人も多くいました。そしてその現象は、恐らく世界中だったことでしょう。カーネーションが定番ではありますが、それに限らず、バラなども多く買われていたと思います。
しかし世界中でそのようなことが起きていると云うことは、カーネーションやバラに対する一時的な需要、或いは供給は極端に大きく、しかし花は工業製品ではなく生き物ですから、バレンタインデーのチョコレートのようには行かず本来供給量は或る程度一定と思われ、どのようにあの一時的需要(或いは演出された供給)に対応しているのか、気になります。

日本で売られているカーネーションのほとんどは南米コロンビア産だと聞いたことがあります。それが本当かどうかは定かではありませんが、生産地が世界的にも偏って限定的に存在することはまず間違いなさそうで、そう考えると、少ない生産地であの一時的な世界的需要に対応すると考えると、尚更どうしてるのだろう?と疑問が湧きます。恐らく、生花と云いながら、かなり長い期間に亘って、冷蔵などで持たせて、一時巨大供給をしているのでしょう。

私はバラを良く買いますが、これも実はピンからキリで、同じ値段でも、その持ち方には大きな差があります。短いものは一日二日でもうダメになり、いいものは一週間、或いは二週間でも持ちます。どこに差があるかと云うと、品種とかではなく、花屋さんによって大きく違うので、仕入れルートなどにより、事前冷蔵期間が大きく違ったりするのでしょう。或いは片や生鮮食品、片や冷凍食品ぐらいの違いがあるのかも知れません。気を付けないといけないですね。
いずれにしろ昨日は、世界的に大量の出番調整を受けた花が出回ったことでしょう。花は好きですが、継続安定的に買ってあげることが、花には優しいですね。