前にも書いたことがあるかも知れませんが、脳の回転、考えることの方向性には惰性が付くと云うか、慣性モーメント、正しくはイナーシャが付いて、中々違う類いのことが考えられなくなることがあります。何かに没頭することは、周りが見えなくなるという悪い点もありますが、基本的にはその対象に対する思考や感性がどんどん研ぎ澄まされて、回転数が上がっていき、出力が上がるように私は感じます。そしてそのフリップサイドが、一旦イナーシャが付いた後に違う類いのことを考えようとすると、脳がそのことを普通に認識して回転を始めるのに、案外かなり長い時間を要するように私には思えるのです。
この切り替え中の時間は、自分の脳の生産性が大きく落ちるように感じます。そんなことが実は今日もありました。どうしたらいいのでしょうね?この問題にはずいぶん昔から悩まされているのですが、未だにいい方法が見つかりません。困ったもんだ。唯一云えそうなことは、中々回転数が上がらないと思って切り替えの方法に悩むよりも、回転数が上がらなくてもその新しく取り組むべきことに脳を使用し、慣性の方向を脳自ら変えて行かせる方が、まだマシなように思えます。
はぁ。このつぶやきの切れが悪い時は、そんな悩みを抱えている時なのです。まだまだ修行が足りません。鍛錬します。