最近日本語に詰まることがままあります。表現・云い回しの記憶があやふやになってきているのです。PCやインターネットを使い始めてからこの現象は進行し始めたのですが、最近トミにその傾向が強くなってきている気がします。歳のせいではないように思います。記憶をしなくても色々なことがインターネットで調べられるようになったので、脳がその手のことを覚えることに怠けているのでしょうか。それならばネットに繋がっていれば問題はないか?問題はないようで、人はなべてコトバで思考をするので、情緒のある云い回しを忘れれば、その情緒を伴って考えることは出来ないように思われます。これは大変だ。恐らく今年度最後となるであろう出張の前で空港ラウンジでこのつぶやきを書いているのですが、売店で週刊誌ではなくて文芸作品・コトバの宝庫を探して飛行機に乗ろうかと思います。読書と運動が明らかに減っている気がするので、意志をもって是正していきたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。