さて、ノーベル賞と日本の証券業界にどんな繋がりがあるか。そんなものあるかい!と仰る方もいらっしゃるかも知れませんが、これが大アリなのです。なんと、あのiPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授は、日本証券奨学財団の奨学生修了者なのです。嬉しい!日本証券奨学財団とは、広く一般に優秀な人材の育成をはかり、学問の研究等を奨励し、社会の発展と福祉に寄与することを目的として、全国の証券会社ならびに関係機関等からの寄付により、昭和48年7月文部大臣の許可を受けて設立された財団です。京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授は、この財団の奨学生修了者なのです。
2008年証券奨学同友会会報へ、山中教授からの寄稿があります。「私は昭和57年度から5年間にわたり日本証券奨学財団から奨学金を頂き、昭和62年に神戸大学医学部を卒業しました。奨学金のおかげで、スポーツと勉学に集中することができました。。。。。。正直に申しますと大部分はスポーツでした。」と始まる寄稿文は、日本証券奨学財団のホームページで読むことができます。一証券人として、素直に嬉しいですね。
私たちの、或いは私たちの先輩達の寄附・応援が、ノーベル賞受賞や、ひいては難病に苦しむ方々の治療に、間接的であれ少しでも貢献できた。証券界だって色々やってるんです!今日は証券界のサポーターとして、かなり手前味噌ではありますが、いい話をひとつ紹介させていただきました。