今日は会社の花見です。いや、でした。しかし天候が崩れて、中止になりました。つい先々週の会社のゴルフも中止、今日に至っては、春の椿事と云うべきか、いきなり雪・みぞれまで降ってきました。どうも天気運が悪いようです。ラッキーなことに、急遽替わりの場所(室内)を押さえたようではありますが、いつもそううまく行くとは限りません。今後は予めの考慮をもっと巡らすべきでしょう。花見はもちろん露天が基本。しかし或る一定以上の人数で行うときには屋根のある所にするとか、或いは露天イベントには人数上限を設定するとか。何事もリスク管理が肝要です。
さて本題の花見。今年は風邪を引いた所為もあり、ほぼ完全な空振りに終わりそうです。しかし騒ぐだけが花見ではないでしょう。醍醐の花見や、八代将軍吉宗が創造したと云われる江戸の花見は、多分に政治的なイベントの匂いがします。前者は秀吉の最期を飾ると云う名目の下に開かれた百鬼夜行するような大政治パーティだったでしょうし、後者は徳川による武士懐柔政策の一環でしょう。しかし和歌に詠まれてきた花見は、奈良・平安時代からあった筈で、それはもっと清楚でプライベートなものであったと思われます。手折られた桜一枝でも、更には桜の花びらひとつでさえも、素敵な花見を催すことは可能でしょう。今年なりの花見を、逃さないようにしたいと思います。