ちょっとしたことで、気持ちは大きく変わるものです。週末にココロを明るくすることがありました。そしてココロが変わると、風景が変わります。ココロは体の調子にも大きな影響をもたらします。福永武彦さんの著作の中に、「治らない病気はない。本当にその病気を治すことだけに全ての時間とエネルギーを掛ければ、病気は治る。しかし実際にはそのようなことは無理で、中途半端に治そうとするから治らないのだ。」というような下りがあったと思います。それだけココロは重要なものです。
三省堂の新明解国語辞典によるとココロは「特に人間に顕著な精神作用を総合的にとらえた称。具体的には、対象に触発され、知覚・感情・理性・意志活動・喜怒哀楽・愛憎・嫉妬となって現われ、その働きの有無が、人間と動物一般、また敬愛・畏怖の対象となる人と憎悪・けいべつすべき人間を区別するものと考えられる。古くは心臓がこれをつかさどるものとされた。」とあります。
新明解はお気に入りの辞典で、常に一般の想像を超えたカラフルな解釈を提供してくれますが、ココロの解釈に関しては、未だ控えめな気がします。ココロは辞典の解釈をも超えた、偉大な作用を司る代物です。体調も病気も、ココロ次第です。当然仕事にも、ココロは影響を与えます。どんな時でも、ココロをいい場所に保てればと、切に願います。