嘘をついている時の方が本当のことを言っている時に比べて、脳の働きが活発であるという研究結果が、一昨日シカゴで開かれた学会で発表されたそうです。MRIを使って解析した結果、脳の活性化した部位の数が、嘘つき時で7ヶ所、ホントつき時で4ヶ所だったそうです。

確かに感覚的にこれは頷けるのですが、嘘つきの方が約2倍脳を使っているとなると、流石にビックリです。嘘を隠すために色々な制御装置を動かさなくてはならないのでこのようなことになるのでしょうが、嘘つきはさぞ疲れることでしょう。或いは嘘をつくことによって、脳のトレーニングにもなるでしょうか。

私は複数のことを並行して考える癖があります。頭の中に自分が何人もいるようで、学生の頃に親友に「君の脳みそはみかんのようだ」、即ち「バラバラに何個にも分かれている」と言われたことがあります。酔うと、いくつもの自分のうちの一人が、急に寝込んでしまったり、或いは急に話し出したりします。−誤解を避けるために申し上げますが、あくまでも人格は一つです。一つの人格なのですが、同時並行的に色々と違うことについて考えているという意味です。−

脳の活動は、これから更に解明が進んでいく分野でしょうが、個人的にとても興味を持っている分野です。