一昨日「金融危機」について書きましたが、ふと思い立ち、ダボス会議における日本の金融関係者の参加度合いを確認してみました。ダボス会議において、日本の銀行の問題は、それこそイラクや中東などの戦争問題についで最もポピュラーな話題であった訳ですが、果たして当事者はどれだけ参加していたのでしょう。竹中大臣と国際協力銀行総裁を除くと、財務省、金融庁、日銀、邦銀、全てゼロでした。戦争関係においては中東各国の外務大臣や防衛関係大臣が参加していますし、欧米の銀行関係者も規制当局者も多数参加しています。一昨日書いたように、日本全体としての問題は、他国と比べて左程大きくはないのではないかとも思えます。しかしそれはキチンとコミュニケートしないと、疑いや心配は大きくなるばかりではないでしょうか。内向的になり孤立するのは日本の悪い癖です。そしてそれは百害あって一利なし、とは言わないまでも害の方が遥かに大きいと思います。