金融庁が発表した「証券市場の改革促進プログラム」につき、金融庁がパブリックコメントを募集していることは発表時につぶやきで書きました。
パブリック・コメントはあまり耳に馴染みがない方も多いかと思いますが、政府などが発表した施策案につき、案を確定する前にインターネットなどで広く公から意見を募集し、それらに対するコメントを政府などがまたインターネットなどで答えるものです。金融庁や東証のHPを訪れると、具体的な実例を見ることが出来ます。かなりしっかりと答えていることに感心しますが、あまり多くは利用されていないようで残念です。今回の「証券市場の改革促進プログラム」に対しては、私もつぶやきに書いたことをそのままパブリック・コメントとして送りました。受付は今月末迄です。とてもいい制度だと思いますので、皆さんも是非利用しましょう。
http://www.fsa.go.jp/news/newsj/14/syouken/f-20020806-2.html
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。