当社の或る社員が今日、親不知を抜きました。ちょこっと会社を抜け出して、簡単に抜いてきたようです。親不知は原始人には4本きれいに生えていたそうで、その頃は生肉や生の穀物など堅いものを食べることが多かったので、食物をよく噛んだり磨り潰せるように大きな臼歯があり、上下の顎もよく発達していたのでしょう。現代はどんどん食べ物が軟らかくなってきたので顎が発達せず、その結果親不知の生える隙間が充分になく、斜めに生えたりして痛くなったりする訳です。
私は小さい時からエンゼルパイのような柔らかいものよりせんべいが大好きでいつもバリバリ食べており、煮干しや小女子(こうなご)も好きだったので顎がよく発達したようです。親不知は4本きれいに真っ直ぐ生えており、なんら問題がありません。中学生の時に虫垂炎になり切った盲腸もお医者さんに言わせると特大サイズでした。私はどこか原始人に近いのでしょうか?
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。