台風6号は随分多くの雨を降らしましたが、「1日で○○ミリ」とか「1時間で○○ミリ」という表現は分かりにくいという意見があります。確かにあまり実感が沸きません。今回の台風では、箱根では1日313ミリ、1時間62ミリという「豪雨」だったそうですが、やはりピンと来ません。フランスでは1平米当たりの降雨量で表現するそうです。1時間で62ミリの雨というのは、1時間に1平米の場所に62リットル分の水が降ると言います。一升瓶で34本強の水です。そう言われると確かに凄そうです。年間降雨量も東京は約1500ミリですが、これも1平米当たりの表現に替えると1500リットル、1日平均にすると約4リットルとなり、雨が降らない時にどれくらい水を撒けばいいかの目安になります。防災の観点からも、なるべく実感の沸きやすい表現の方がいいかも知れませんね。