【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 52,856.09  △360.21 (10/21)
NASDAQ: 26,702.86  △278.04 (10/21)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って上昇しました。スペースX[SPCX]の好決算のほか、半導体関連銘柄への過剰投資懸念が和らいだことでハイテク株を中心に買いが集まりました。

ダウ平均は156ドル高の52,652ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き直後に下落し、日本時間23時06分に103ドル安の52,392ドルでこの日の安値をつけました。その後、じわじわと上昇を続け、日本時間4時59分に364ドル高の52,860ドルでこの日の高値をつけました。最終的にほぼ同水準の360ドル高の52,856ドルで取引を終え続伸しました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は278ポイント高の26,702ポイントで反発、S&P500株価指数は44ポイント高の7,757ポイントで3日続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇、4業種が下落となりました。情報技術が1.6%高、資本財・サービスが0.9%高、金融が0.6%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが1.3%安、不動産が0.8%安、生活必需品が0.6%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。アイビーエム[IBM]は3.9%高、エヌビディア[NVDA]は2.5%高、ゴールドマン・サックス[GS]は2.3%高となりました。一方で13銘柄が下落し、アルファベット[GOOGL]、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]が1.6%安、ナイキ[NKE]、コカ・コーラ[KO]が0.9%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、スペースXは第3四半期決算を発表し、利益が予想を上回り上場以降初めて黒字になったほか、マスク最高経営責任者(CEO)がテスラ[TSLA]との統合を支持する姿勢を示したことが好感され7.8%高となりました。他方、エーティー・アンド・ティー[T]は四半期決算の結果は不調ではなかったものの、スペースXの消費者向け高速衛星通信「スターリンク」を利用した携帯サービス参入計画で競争激化が警戒され6.5%安となり、S&P500株価指数構成銘柄で最も大きな下落率となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.01%高い5.12%で取引を終えました。22日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

ハイテク関連銘柄の上昇が相場全体の上昇を牽引し、米国の主要3指数は揃って上昇しました。直近では、人工知能(AI)への過剰投資懸念からフィラデルフィア半導体関連指数は下落傾向が続いていましたが、昨日は2.0%高となり徐々に回復の兆しを見せています。
夜間の日経平均先物は250円高の65,030円で取引を終えました。米国市場の好調な流れを引き継ぎ、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)