【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,521.28 △253.38 (10/6)
NASDAQ: 27,599.89 △122.58 (10/6)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。中東からの原油輸出量が回復しているとの見方から原油価格の上昇が一服したことが好感され、米金利の上昇も一服しました。それにより株式の相対的な割高感が薄れたことで大型テック株を中心に買いが入り相場全体を牽引しました。
ダウ平均は176ドル高の51,444ドルで取引を開始しました。寄付き直後の日本時間22時31分に155ドル高の51,422ドルでこの日の安値をつけました。その後、上昇幅を拡大し日本時間0時27分に404ドル高の51,672ドルでこの日の高値をつけました。以降は上昇幅を縮小しましたが、最終的に253ドル高の51,521ドルで続伸し、この日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は122ポイント高の27,599ポイントで5日続伸、S&P500株価指数は44ポイント高の7,818ポイントで4日続伸し揃って最高値を更新しました。
2.経済指標等
8月の貿易収支が発表され、1056億ドルの赤字となり、市場予想(1020億ドル)を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇、1業種が下落となりました。公益事業が3.0%高、一般消費財・サービスが1.4%高、不動産が1.1%高となりました。一方で、ヘルスケアが0.2%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中21銘柄が上昇しました。シスコシステムズ[CSCO]が4.5%高、ウォルマート[WMT]、ホームデポ[HD]が2.0%高となりました。一方で、セールスフォース[CRM]が2.1%安、ボーイング[BA]が1.5%安、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、ハネウェル・インターナショナル[HON]が0.6%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、コンステレーション・エナジー[CEG]は検索大手のグーグル運営のアルファベット[GOOGL]と20年間原子力発電を供給する契約を締結し12.2%高となりました。また、マーベル・テクノロジー[MRVL]は2028年通期収益目標を引き上げたことが好感され5.8%高となりました。同業のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]も最高経営責任者(CEO)が今後数年間の半導体需要が非常に強いとの見方を示したことやアナリストの評価が上昇したことで2.8%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%低い5.28%となりました。7日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
長期金利上昇の一服から米国の主要3指数は揃って上昇しました。直近では、連日長期金利が上昇しており、株式の割高感が強まっていただけに安心感が広がりました。
夜間の日経平均先物は170円高の71,070円で取引を終えました。米国市場の好調な流れを受け継ぎ、買いが優勢でのスタートが見込まれます。寄付き前には毎月勤労統計の発表があるため注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
