日経平均「反発のカギ」となるポイントは?

7月の日経平均は月間で5,700円も下落しましたが、8月相場に入りましたので、この下落分を取り返したいところです。ただ、8月4日終値時点で株価は上値の重い展開が続いており、5日移動平均線上を回復したものの、75日移動平均線を下回ったままで推移しています(図表)。

こうした状況から、8月は、5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイントになるでしょう。仮に5日移動平均線上を維持できれば、75日移動平均線を上回り、下向きの25日移動平均線に接近したり、上回ったりすることが視野に入ります。

一方で、5日移動平均線上を維持しても、75日移動平均線に押し返されたり、5日移動平均線を下回って戻せなくなったりするようだと、7月29日の終値や安値に接近したり、割り込んだりすることが考えられ、買いポジションを持っている投資家は損失の拡大に注意する必要があります。

また、日経平均が7万円に接近し、上回るためには、トレンドラインに沿って上昇するか、トレンドラインを上回って維持する必要があります。仮にトレンドラインに沿って株価水準を切り上げ、トレンドラインを上回って維持できれば、日経平均が7万円突破と高値更新が視野に入るため、75日移動平均線上を回復するでしょう。その際には75日移動平均線を維持するだけでなく、トレンドラインと株価の位置関係も今後の注目ポイントとなります。

【図表】日経平均株価(日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※移動平均線の期間は5日(青線)、25日(赤線)、75日(グレー線)で設定
※出来高はプライム市場
※モメンタムの期間は10日(青線)で設定し、モメンタムの3日移動平均線(赤線)も表示

モメンタムの注目ポイントは?

上昇と下落の勢いを示すモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる0ラインに届いていません。

7月31日に日経平均が2,494円高となった局面でも、モメンタムとシグナルの両方が0ラインに届いておらず、75日移動平均線を上回ることができなかったことに加え、上値の重い値動きとなっているのが分かります。

こうした状況から、モメンタムが0ラインを上回って維持できるかが注目ポイントです。仮に2本線が上昇して0ラインを突破し、そのまま水準を切り上げるようだと、上昇の勢いが強まり、75日移動平均線を上回ることが期待されます。

一方で、0ラインに接近しても0ラインを上回ることができず、低下するようだと、75日移動平均線を上回ることができず、5日移動平均線も下回る可能性があり、要注意です。
8月相場入りした東京市場では、反騰するのか、株価と注目ポイントを確認し、売買タイミングにも注意しましょう。