東京市場まとめ
1.概況
日経平均は527円安の63,834円と反落して取引を開始しました。先週末の日経平均は2,494円高と大きく上昇したこともあり、戻り待ちの売りが先行しました。序盤から売りが先行した日経平均は、10時18分に1,658円安の62,703円をつけ、この日の安値を更新しました。その後は持ち直し、前引けは1,121円安の63,240円となりました。
後場は下げ幅を縮小しました。日米の協調介入からドル円相場が1ドル156円まで下落したことで輸出関連株が軟調に推移するなかで、日経平均は横ばい圏で推移し最終的には607円安の63,754円で取引を終えました。
TOPIXは43ポイント安の3,960ポイントで反落、新興市場では東証グロース250指数が1ポイント高の687ポイントで3日続伸となりました。
2.個別銘柄等
ファナック(6954)は14.3%安の6,114円をつけ、3営業日ぶりとなる大幅反落となりました。7月31日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比19%増の1980億円を見込むと発表しました。従来予想の1849億円から131億円上方修正となった一方で、第1四半期の利益水準が物足りないとの見方が売り材料となりました。
ルネサスエレクトロニクス(6723)は13.5%高の3,905円をつけ、3日続伸となりました。7月31日、2026年12月期の中間決算にて、売上高にあたる売上収益が前年同期比26%増の7987億円、最終損益は2173億円の黒字であったと発表しました。最終損益は前年同期の1753億円の赤字から黒字転換となり、加えて市場予想を上回ったことが好感されました。
TOTO(5332)は12.0%安の6,171円をつけ、3営業日ぶりに反落となりました。7月31日、2027年3月期の第1四半期決算は、営業利益が前年同期比2%減の80億円であったと発表しました。中東情勢の緊迫化を理由とした浴室商品受注の一時停止に加え、電子部品や樹脂の価格高騰を受けた調達コストの増加から営業減益となったことが嫌気されました。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)は2.9%安の6,614円をつけ、反落となりました。7月31日、2027年3月期の第1四半期決算は、純利益が前年同期比33%増の5013億円であったと発表しました。第1四半期としては3年連続で過去最高を更新したものの、通期の業績見込みは据え置かれたことで、上方修正を期待していた投資家から売りが出たようです。
ダイハツの関連会社であるダイハツインフィニアース(6023)は5.8%高の2,910円をつけ、3日続伸となる大幅高となりました。7月31日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比20%増の71億円になる見込みと発表しました。従来予想の57億円から上方修正を見込むほか、年間配当予想も1株当たり83円と、従来の69円から積み増したことが好感されました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は607円安で反落となりました。日米両政府による為替介入によりドル円相場が一時1ドル155円台まで円高に振れ、自動車など輸出関連銘柄が軟調な推移となりました。今週は主力銘柄の決算が相次いで発表されることから、個々の業績ガイダンスが材料視されそうです。
本日は大引け後に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、日産自動車(7201)、LINEヤフー(4689)、米国ではパランティア・テクノロジーズ[PLTR]、オン・セミコンダクター・コーポレーション[ON]の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
